こんにちは。先日、更新間近だった当社のコーポレートサイト用ドメイン(eq-inc.jp)を国内大手レジストラからAmazon Route 53へドメイン移管しましたので、その際のAWSでの手順をお伝えします。

はじめに

なぜ、他のクラウドサービスではなく、Route 53へ移管したかというと、2017.9月時点では、Google Domainsではjpドメインが未サポート、Azure DNSではドメイン委任までのサポートでドメイン移管を未サポートであったことから、AWS Route 53への移管の一択でした。
なお、jpドメインの場合には、Amazon社がレジストラとなるのではなく、フランスのGandi社がレジストラであり、Amazon社はそのリセラーとなります。

Amazon Route 53 について

クラウドといえばAWSと言われるほど有名になったAmazon Web Service(AWS)が提供している高可用性のクラウド Domain Name System (DNS) Webサービスのことです。
AWSのWebコンソール画面からDNSレコードの登録・編集・削除を行ったり、APIを利用してCLIベースでこれらの操作を実行したりすることが可能です。

機能の詳細については、Amazon Route 53 の機能 をご確認ください。
なお、ドメイン移管にあたっては、多くの注意点がありますので、ドメイン登録の Amazon Route 53 への移管 ガイド を確認の上、実施してください。

ドメイン移管の手順概略

おおまかな手順の流れは以下のようになります。
  1. 移管元レジストラでのドメインのTTLの変更
  2. 移管元レジストラからDNSゾーンファイルのエキスポート
  3. AWS上でのホストゾーンの作成
  4. AWS上でのリソースレコードの作成(ゾーンファイルのエキスポート)
  5. 移管元レジストラでのネームサーバーをAWSに変更
  6. DNS伝搬完了までの待機
  7. 移管元レジストラでのドメイントランスファーの処理(認証コードの取得)
  8. Route 53よりドメイン移管のリクエスト(承認コード利用)
  9. 移管元レジストラより移管承認されるまでの待機
  10. Route 53よりドメイン設定の更新
ただ単に、Route 53にドメイン委任するだけであれば、1〜6の対応で完了ですが、今回はレジストラの移管まで実施するため、手順が複雑になっています。
Route 53へのドメイン委任の詳細な手順については、AWSドキュメント 「既存ドメインの DNS サービスを Amazon Route 53 に移行する」 をご確認ください。
なお、ここでは、1〜2の手順については、割愛しますが、ご利用中のレジストラにて提供されている手順をご確認ください。

Route 53 を使ってみる(ホストゾーンの作成)

では、早速、Route 53 を使ってみましょう。
AWSのマネージメントコンソールのサービス一覧からRoute 53を選びます。
Route 53利用したことがない場合、Route 53の初期画面が表示されるので、「DNS Management」の 「Get started now」をクリック。
Route 53を利用するためには、まず ホストゾーン(Hosted Zone)を作成する必要があります。
Route 53のダッシュボード画面の画面に従い、「Create Hosted Zone」ボタンをクリックしていきます。
次の画面でも「Create Hosted Zone」ボタンをクリック
ようやく、ゾーン情報を具体的に入力する画面が表示されるので、Domain Name, Comment など入力し、Createボタンをクリック。
すると、該当ドメインのNSレコードやSOAレコードが自動生成され、該当のゾーン情報が作成されます。
ここで一旦、ダッシュモードの表示をみてみると、Hosted Zonesが "1"となっており、管理対象となるゾーンが登録されていることがわかります。
これでようやく、Route 53を使う準備ができました。
ちなみに、この状態で、「Registered Domains」メニューから確認してみましょう。
ドメインのゾーンが作成されただけでの状態ですので、ドメインが未登録(「No domains to display」と表示される)状態になっていることが分かるかと思います。

以上で、ホストゾーンの作成が完了しました。
次回からは、作成したゾーンに対して、ドメインの情報をどのように追加していくか、具体的に説明していきます。









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